U.S.M.Holdingsと野菜の次世代製造小売サービス検討に係る基本合意書締結

ユナイテッド・スーパーマーケット・ホールディングス株式会社(代表取締役社長:藤田 元宏、以下U.S.M.Hといいます。)と株式会社プランテックス(代表取締役:山田 耕資、以下 プランテックスといいます。)は、完全閉鎖環境下で生育を科学的にコントロールしながら野菜の栽培を行い、製造から販売まで一貫したサプライチェーンを構築していくことに関して、基本合意書を締結したことをお知らせします。

 

両社はこの取り組みを通して、野菜の収穫から販売までの時間の短縮による鮮度の実現、気候変動や自然災害に左右されない安定的な供給体制の構築とともに、独自の野菜ブランドの開発・生産を目指していきます。

 

 

1. 取組みの背景

 

①多くの人が関わり、各々が分業による調和で成立している現在の野菜の流通過程は、高齢化や栽培技術の伝承など多くの課題を抱えるに至っています。

②生産現場は日々の天候や自然災害によって、安定的な生産や供給に支障をきたすケースが多発し、業界全体でこの社会的課題への取り組みが急務となっています。

③健康に対する意識の高まりとともに、近年の消費者の野菜に対する期待は鮮度や味、安全性にとどまらず、品種や成分、栽培方法や生産過程の環境負荷、持続可能性、社会的意義までに及んでいます。

④以上の状況を踏まえ、両社は共同で野菜本来の味や鮮度を追求しながら、独自の価値を創造することを目的に、新たな製造小売業(SPF:Specialty store retailer of Private label Foods)モデルの検討を開始するものです。

 

2. 両社の役割

プランテックスは、これまで同社が培ってきた、「光・空気・養液」を20以上のパラメータに分け個別に制御することで植物の生育と成分をコントロールする技術を活用し、栽培施設における生産管理と、研究施設における品種の開発を行います。

 

 

 

U.S.M.Hは、プランテックスと共同で商品開発を行うほか、栽培施設で生産された野菜を自社販売網で直接流通・販売することで、商品開発から生産、販売まで一貫した製造小売モデルを構築します。

 

 

 

3. U.S.M.H独自の野菜ブランド「green growers(グリーン グロワーズ)」

 

 

① U.S.M.Hは「あらゆる人に食を届ける。」の実現のため、食の安全と鮮度にこだわった商品販売を使命としています。

② 消費者のニーズは近年多様化しており、食の役割は“栄養をとるため”から“楽しむため”に変化しています。それに伴い、小売業の役割も“食の販売者”から変革期をむかえています。

③ U.S.M.Hは“食の販売者”としてだけでなく、デジタル技術を活用した“食の生産者”として、製造と販売を通して「新しい農業の形」を創造し、サステナブルな世界の実現を目指してまいります。

 

 

当リリースに関するお問い合わせ先
【USMH】担当:管理本部 広報IR担当 樋垣(ひがき) TEL:03-3526-4769
【PLANTX】担当:山田 耕資   Mail info@plantx.co.jp

 

 

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